歴史と図柄デザインの変遷

歴史と図柄デザインの変遷

中国紙幣は世界で初めて作られた紙幣と言われており、１０世紀の北栄時代には既に存在していたという歴史があります。紙幣を作るには紙を作る技術と、その紙に文字を印刷する技術が必要ですが、その何れも中国が発祥の地となっており当時の中国の重要な輸出商品となっていたため、その製紙と印刷技術は海外になかなか伝わらず、ヨーロッパで最初の紙幣が作られたのは１５世紀と中国より５００年も遅れています。
当時の紙幣には画像は無く文字のみで、幅２５センチ長さ３０センチ前後の大きさであったことが資料として残っており、偽造禁止の文字が記載されていました。印刷技術の発展と共にサイズも小型化され、孫子や孔子などの人物や寺院、動物などが図柄として使われるようにデザインも変遷していきます。現行の中国紙幣は１０種類ありますが、実際に流通しているのはそのうちの８種類となっており、全ての紙幣に初代中華人民共和国主席の「毛沢東」が描かれています。

鑑定士の資格を持った人に鑑定をしてもらうべき

中国紙幣は鑑定士の資格を持った人に鑑定をしてもらうべきです。
理由は中国紙幣は圧倒的に偽札が多いという事があるからです。中国紙幣ほど多くの偽札が出回っている所は無いと言っても良いかもしれません。偽札だと分かればそれに価値が無いのは当たり前ですが、そのようなものを持っている事でも罪に問われかねない事にもなりかねません。中国は独裁国家ですから、国のトップの考え方一つで何でも出来てしまう国という事です。偽札が駄目なのは当たり前ですが、それが駄目でも必ず作る人が出てくるというようなところですから、まず中国紙幣で気になるものがあれば鑑定士に鑑定をしてもらう必要があります。
そして、その鑑定をする人物についても信用することが出来る人物なのかどうかは確認をしておいた方が良いでしょう。出鱈目な事をいう人がいないというわけではありませんし、そもそも資格を持っていない人が出鱈目な鑑定をしているという事もよくある国だという事を考えておく必要があります。